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リサ・マリー・ライス著「夢見る夜の危険な香り」を読んで

リサ・マリー・ライス 夢見る夜の危険な香り

原題:I Dream of Danger
Lisa Marie Rice

図書館の新刊本のコーナーに置いてあったこの本、リサ・マリー・ライスの本は読んだことありませんでした。表紙が女性が寝てる姿で、不倫など男女の話なのかなと思い、本の裏の内容紹介を見ると、

久々に再会した二人の置かれている状況は大きく異なっていた。
ニックは特殊部隊〈ゴースト・オプス〉に、エルは自分に特殊な能力があることに気づき、披験者兼研究者として製薬会社の〈デルフィ・プロジェクト〉に参加していた。
ある日、エルに、プロジェクトのメンバーから「今すぐ逃げろ。同僚たちが誘拐されている」との連絡が入る。
姿を隠して追っ手から逃げるエルを、ニックは〈ゴースト・オプス〉のメンバーとともに救おうとするが──。

全く想像していなかった内容紹介。興味が湧き借りてみました。

ネタバレ注意です。

序盤は、地元のみんなから尊敬される判事の父を持つ、裕福な家庭で育ったエル。ある日父が、身寄りのないエルより年上の青年ニックを家に連れてくる。エルはニックを兄と慕っていたのだが、突然ニックは姿を消す。

ニックがいなくなってまもなく、父は痴呆を発症し、エルは父の介護に明け暮れる毎日を過ごすことになる。
ニックへの想いは忘れられず、生々しい夢を見るエル。そして、エルが財産をほとんど失った頃、父が死を迎える。

葬儀をすませた時、ニックと再会を果たし、二人はお互いの体を貪る。

ここまで100ページくらい。表紙から受けた印象通りだなと思い、なかなか本の裏の内容紹介にならないので、どうなってるんだろうと感じました。

2人が再び別れて、10年の時が経ち、そこから話がガラッと変わります。

エルは超能力の研究所で幽体離脱の実験体になっている。他にも体を治癒する能力をもつもの、火を扱うもの、体に触れて相手の心を読み取るもの、が出てくる。初めて読んだので、思いもしない方向に話が進んで戸惑わずにはいられません。

舞台も現代だと思っていたら、地上を浮いて走行するホバーカーや、音のしないヘリコプターなど、近未来が舞台。

エルを救出しに行く場面はスピード感があり、映像化が面白そうな感じ。

男女の愛が行動力になっているので、削れないとは思うけど、絡みの場面がなくなれば、テンポよく話が進んで良さそうかなとも思う。
よく映画化される時に原作になかった男女の絡みが追加されたりするけど、この原作のままでは逆に絡みの場面だらけになってしまうかも。

最後は、ゾンビみたいなバケモノが登場してバイオハザードな感じで、次回作が気になります。


リサ・マリー・ライス
さんを改めて調べると

リサ・マリー・ライスは永遠の30歳、長身ですらりとした美女。熟した洋梨が首を垂れるように男性は彼女にかしずく。考古学、原子物理学、チベット文学などに造詣が深く、世界中のあらゆる主要な文学賞を受賞したことがある。コンサート・ピアニストでもある。ノーベル賞も近いんじゃないかしら。エロティック・ロマンスを書く時だけにキーボード上に現れ、モニターが切られると姿を消すバーチャルな女性。(wikipediaより)

不思議な紹介。本の紹介では、官能サスペンスホットなロマンティックサスペンスなどとされています。

今回のものはシリーズ第2作でした。1作目は

原題:Heart of Danger: A Ghost Ops Novel
図書館で検索してみましたが、ありませんでした。

今作でも登場した2人が主役になっているので、ちょっと読んでみたいです。

訳者あとがきでは、次回作の話も紹介されていました。
原題:Breaking Danger

ゴースト・オプスシリーズ、特殊部隊と超能力者がヘイヴンに集まった時、最終的にはどんな巨大な悪と対立することになるのか気になります。

普段、海外の小説はあまり読んだことがなかったのですが、
今までにない内容で、面白い小説でした。
おすすめです。

 

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