オススメ度★★★(読みやすい、謎もだいたいすっきり)
秋吉理香子さんの小説。
「絶対正義」「暗黒女子」に続いて読みました。
描写も上手で想像しやすく、無駄な文章が少ないので読みやすいです。
タイトルと表紙絵から主人公はお化けかなと思いましたが、違ってました。
メインは精神入れ替わりの話しです。
「放課後に死者は戻る」の主人公はオタク。
入れ替わった体は、イケメン。
イケメンになって、その生活を楽しむのではなく、元の自分を殺した人物を探す話です。
その過程で、人間的な成長を見せる主人公。
最後には、謎もだいたい解明されます。
入れ替わりで最近有名なのは「君の名は。」。男女の入れ替わりにタイムスリップが加わって面白かった。
東野圭吾さんの「秘密」は、入れ替わりではないかもしれませんが、母親の精神が小学5年生の娘に移ってしまう。娘の姿になってしまった妻に戸惑う夫。人生をやり直す妻(娘)。葛藤と謎。読み終わった後、読んだ人と語り合いたくなる小説です。
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