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吹子犯行説「安楽椅子探偵 ON STAGE」

こちらで書いたのが 江坂沙夜 犯行説

強引に考えていけば、誰もが疑わしい。長田吹子が犯人だとしたらを考えてみました。

目次

犯人の根拠

・14日の夜に椅子がペンキが掛かっていなかったというのは嘘。自分でかけた。(かけた時に自分の服にも付いてしまい、汚れを落とすのに必死になって、グラスを椅子の下に放置してしまった)
・通販でさえ電話でしていた吹子。素直にネットが使えないと思って害虫駆除薬が欲しいと頼まれ安夫が買ってくれた。
・アリバイは崩せるかも。
・楽太は勝手に死んだのかも。

長田吹子のアリバイ

吹子には15日の楽太が殺された15時から16時までの鉄壁のアリバイがある。そこを崩せば、犯人候補に上がってくる。

吹子は外部スタッフの植田と黒川の弱みを握っていた。そしてアリバイを証言させた。とも考えたけど、これだと吹子自身が最大の弱みを握られることになるので、やっぱりなし。

では、どうするか。
資料室のドアに仕掛けを施し、ドアを開けると安楽椅子探偵像が落ちて頭を打ち付けるように仕組んだとしてみよう(強引だけど)。

資料室での出来事と長田吹子の行動(想像)

資料室。安夫が来る前に、吹子に呼び出された楽太がやってきた。ドアを開けると、突然、後頭部に強い衝撃を受けた。安楽椅子探偵の像が落下してきたのだった。体制を崩し、古い時計に手をついた。時計を掴んだがそれは頼りなくコンセントが抜け、楽太はそのままの勢いで倒れてしまい、気を失った。

その直後、飛ばし携帯で呼ばれた安夫が資料室にやってきた。ドアは開けたままになっており、様子が変なのに気づく。中には死んでいるのか、気を失っているのか倒れた楽太。近づくと、とりあえず息はしているようだった。楽太の手をよく見るとそこには紙が握られていた。
「安楽椅子探偵の芝居なんかやめろ」
ネットに書き込まれたらしきものが印刷されていた。

うっ。うめき声を上げ、後頭部を押さえながら目を覚ます楽太。
「お前か~」と突然、紙をひらひらさせながら顔の前に突き出し、安夫に襲い掛かってきた。
「吹子さんにここに来ればこれを書いた人間に会えるといわれて来たんだ!」
あまりの形相の楽太に驚いた。命の危険を感じ、安夫はとっさに近くにあった像を手に取った。次の瞬間、楽太の額に向けて振り下ろした。
倒れる楽太。動かなくなっていた。床に頭から流れた血が広がっていく。

呆然と立ち尽くす安夫。あたりを見回すと、時計が転がっており、そのコンセントは抜けていた。シェイクスピアの本をどけ、時計のコンセントを差し込むと時計は小さな作動音を感じさせた。どかした本を元あった場所に並べて時計を見ると、時計は3時すぎたあたりから動き始めていて、狂っていることに気がついた。安夫は時計を調整しようとするも、時間はかえられても、分がどうしてもかえることができない。スマホで確認すると時刻は7分遅れとなっていたが、諦めることにした。

安夫は待ち合わせしたのは、吹子だったことを思い出し、電話をしようとスマホを手にした。しかし、さっき時刻を確認したばかりのスマホはバッテリー切れで使えない状態になっていた。事務所の電話を使い吹子の番号を押した。
吹子はすぐに出たが、掛け直すというとすぐに切ってしまった。
吹子の指示をメモしておこうと、何か用紙を探した。目に入ったのは掃除機のダストパック。これも紙だし、ここに書けばいいだろうと手に取った。
事務所の電話がなる。
「もしもし、吹子さんまだですか?」
「ごめん。打ち合わせが入っちゃって、今ちょっとトイレから掛けてる。何の用?すぐ済む?」
「それどころじゃないですよ!」
「どうしたの?」
「なぜかアニキが資料室で倒れてて、どうしたらいいか」
「えっ?どういうこと、とにかく冷静になりなさい」
「血流してて、、俺どうしたらいいか」
「分かった。もうすぐ4時半ね。笛美ちゃんがそこに行くかもしれないから、とりあえずロッカーにでも楽太を隠してやり過ごして、あとで必ず行くから」
プツン。電話は唐突に切れた。
ダストパックにメモは何もされなかったが、動転した気持ちがペンに伝わったのか、ぐちゃぐちゃに落書きされていた。そのままゴミ箱に捨てた。
これからどうしたらいいのか途方にくれながら、吹子に言われた通り、楽太をロッカーに入れた。血をふき取ったタオルと、安楽椅子探偵の像と携帯の電源を切って一緒に入れた。
事務所から音がした。笛美が来たようだ。安夫は資料室の衣装の中に身を隠してやり過ごした。
鍵が開いていたことを不審がっていないか心配したが、気がついていないようだ。大入り袋のことが気に掛って、どうやら助かった。

笛美が出ていくのと入れ違いに、吹子が現れた。
資料室の中に入ってくると、こちらが声を掛ける間もなくロッカーを開けた。
「死んでるの?」
「だと思います」
少しの間考える吹子。
「そうね。それでどうしたいの。あんた」
「どうしたらいいか、わかりません」
弱気な安夫。
「よしわかった。何でも屋さんのあたしに任せなさい」
胸を張る吹子。その後視線が安夫の手にとまった。
「あっ。これ。アニキが吹子さんがどうたらこうたらいってましたけど、、」
安夫の手には楽太が吹子からもらったという紙が握られていた。
「あっ、それ、こまっちゃうわよねー。資料室で見つけたって言ったはずだけど」
安夫の手から紙を取り上げて、
「大丈夫。これも何でも屋さんのあたしに任せなさい」
再び胸を張った。
吹子は楽太の首からネックレスを取り上げると、安夫に渡した。
「とにかく、今日は千秋楽。お客さんも来ちゃってるし、公演を中止にするわけにはいかないの。わかるでしょ」
必死な吹子に、うなずく安夫。
「今日はあなたが安楽椅子探偵よ。ここのことはあたしに任せて」
再びうなずく安夫。無言で立ち上がると、劇場へ向かっていった。

資料室に残された吹子。安楽椅子探偵の像に付いた指紋を拭いてロッカーの扉を閉めた。

公演で安夫を毒殺し、事務所にこっそり帰って笛美に電話をした。

ラニシンの処分に困り、満斗に罪をきせられるかもと引出しにあったことにしてみた。



無視すること。

・植木鉢の金の玉。(いつからあったか分からない。ネックレスじゃないかも)

かなり強引ですが、なんとかなったかも。
楽太を殺したのは安夫になちゃってますが、、

考えるのが面白い。

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