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東野圭吾著『ラプラスの魔女』を読んで

オススメ度★★★★(読みやすい、同タイトルの映画の原作)
合わせて『魔力の胎動』を読むのがオススメです。

この本は2年前に読みましたが、再読しました。

断片的にしか覚えていなくて、自分の記憶力もこんなものか、と感じさせられました。
2回読んだので、これでしっかりと残ってくれると思いますが。

直近に『魔力の胎動』を読みました。
こちらは『ラプラスの魔女』の前日譚ということで、『ーー胎動』を読んで『ーー魔女』を読むと話のつながりもスムーズでいいんじゃないかと思います。

『魔力の胎動』を読んだ時の感想は → こちら

内容紹介

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がそこにいた。困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発.揮し始める。
出典:amazon

『ーー胎動』と『ーー魔女』には当然ながら同じ人物が登場します。

『ーー胎動』を久しぶりに読んだ時、円華がどうしてこの能力を手に入れたのかわからなかったのですが、『ーー魔女』にしっかり書いてありました。

『ーー胎動』にも登場する天粕才生。すっかりどんな人物か忘れていたけど、こちらもしっかりと書かれています。

自然現象を操るかのような円華。実際は途方もない計算の上でなりたった予測。この能力については『ーー胎動』の方が活かせれていて面白いので、オススメです。

映画の予告

54倍楽しめるメーキング特別映像

ここからはネタバレです

ラプラスとは

ラプラスという言葉。
ガンダムユニコーンにも登場していましたが、何なのかネットで検索しました。以降(Wikipediaより 2018年1月14日 (日) 06:38)

———-(引用ここから)

ラプラスの悪魔とは、主に近世・近代の物理学の分野で未来の決定性を論じる時に仮想された超越的存在の概念であり、フランスの数学者、ピエール=シモン・ラプラスによって提唱されたもののこと。ラプラスの魔物あるいはラプラスの魔とも呼ばれる。

ラプラスは自著において以下のような主張をした。

もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。

— 『確率の解析的理論』1812年

つまり、世界に存在する全ての原子の位置と運動量を知ることができるような知性が存在すると仮定すれば(ひとつの仮定)、その存在は、古典物理学を用いれば、これらの原子の時間発展を計算することができるだろうから(別の仮定)、その先の世界がどのようになるかを完全に知ることができるだろう、と考えた。この架空の超越的な存在の概念を、ラプラス自身はただ「知性」と呼んでいたのだが、後にそれをエミール・デュ・ボワ=レーモンが「ラプラスの霊(Laplacescher Geist)」と呼び、その後広く伝わっていく内に「ラプラスの悪魔(Laplacescher Dämon)」という名前が定着することとなった。

この概念・イメージは、未来は現在の状態によって既に決まっているだろうと想定する「決定論」の概念を論じる時に、ある種のセンセーショナルなイメージとして頻繁に引き合いに出された。

————(引用ここまで)

まさしく円華と謙人の能力。未来を予測しているのではなく、今を知ると未来がわかってしまう。

謙人が千佐都を惹きつけたのも、能力によるもので、人の行動さえも把握できてしまう。

ラスト、謙人が父親の甘粕才生に復讐を果たすために利用したのが、ダウンバースト。
爆発的に吹き降ろす気流。もしくはこれが地表に衝突して吹き出す破壊的な気流。

冒頭、円華の母を奪ったのは竜巻。
地上から雲へと細長く延びる高速な渦巻き状の上昇気流。

冒頭とラストで同じ破壊的な気象条件が描かれる。ただ冒頭は偶然だけど、ラストは完璧な予知。

 

円華と謙人には見えている未来。どう見えているのか気になる。

2人の視点からの物語を読みたい。

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