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秋吉理香子著『暗黒女子』を読んで【ネタバレ・まとめ・解説】

オススメ度★★★★★(何も知らずに読んだ方がいい)
秋吉理香子さんの作品。

以前読んだ「絶対正義」が面白かったので、「暗黒女子」も期待して読みました。
「暗黒女子」が気に入った人にはこちらも気にいると思います。

読み始めると、女子高で闇鍋?それも文学サークルで?プラス朗読会?と違和感ある設定。

文学サークルの部員になれるのは、初等部、中等部、高等部の全校生徒から一目置かれる白石いつみに認められた者だけ。いつみが選ぶ基準は魅力があることに加え、ある条件が。

朗読会で読まれるのは、部員の自作小説。
その小説は、1週間前に亡くなった前会「白石いつみの死をテーマ」にしたもの。
現会長澄川小百合を除く5人の部員が小説を朗読していく。

1人目の二谷美礼の朗読では、へーそうなんだ、で読み終えるが、2人目の小南あかねの朗読で二谷美礼との矛盾点が出てきて、一気に興味が湧いてくる。

朗読される小説には嘘が含まれている。書き手に都合がいいように真実が欺けられており、何が嘘なのかを探りながら読むのが楽しい。

そして、最後には書き手の嘘を教えてくれる。親切。
なぜ、嘘をつかなければいけないのか。
闇鍋の設定の意味は。

この小説は、なるべく事前に情報を得ない方が面白い。
目次も見ない方がいい。
映画サイトはネタバレ満載なので訪れないほうがいい。

この記事を書くため2度読みました。2度目はメモもいっぱい。

久しぶりにつづきを書きました。

暗黒女子の つづき 暗黒女子のつづき① ある文学サークルメンバーの朝



ここからはネタバレします 注意

 

人の人生を操る小説で思い出したのは中村文則さんの「掏摸」。こちらは操られる側の視点から書かれてます。いつみに脅された5人と同じかな?内容は全く違うけど。

今回は自作小説でちょっと違うかもですが、1人称視点の叙述トリックの小説が好きなので、この作品もとても楽しめました。

何が嘘でホントか考えるのが楽しい。最近読んだ中での一番は中村文則さんの「私の消滅」です。じっくり3回は読まないと気が付かないことが多いですが、落ち込んでる時に読むのは危険な小説だと思います。

暗黒女子は2回でいいかな。最後に謎解きしてくれるので。
闇鍋の意味を理解した時はゾッとしました。

白石いつみの小説からの謎の解明はわかりやすくていいですね。
ページ数は単行本(全260ページ)のものです。

白石いつみ 3年B組 元会長

初等部、中等部、高等部の全校生徒は、このとびきり美しく聡明な女生徒に憧れ、一挙一動に常に注目し、手本とし、学院生活を送っているのである。p29
カリスマ性、リーダーシップp77
華美で絢爛p78

1年生

北条慎二をひと目見て恋に落ちるp215
北条のことを調べ上げる 文学サークルの顧問
文学サークルの復活 最低2人 小百合を誘う
北条を誘惑し、結ばれたp216
父にサロンを作ってもらう 北条との愛の空間p218

●春休み
ブルガリアでホームステイ 北条と二人きりになるため

2年生

理数コースp50 古賀園子とクラスメイト
春p219 自分を主役にしてくれるのにふさわしい脇役を探す
父の手法 その人物の秘密を握るp221
高岡の秘密を探る
高岡は知らなかったに違いない。脇役に徹するということが、どれほど屈辱的で鬱屈させられるものかを。どれほど自分の魂をすり減らすものであるかを。p224
その後、小南、秘密を握り脇役にする。

●春、古賀園子が入会p140

●春休み 2度目のブルガリアでのホームステイ。高岡が同行。

3年生

ディアナ、二谷とさらに脇役を増やす。

ある土曜日郊外の病院で検査p154

●5月、妊娠発覚。p236
・北条と会うのを控える

●新緑がますます生命力を帯びていく頃p166
・爪、髪がのびるのが早い
・子供の名前すずらん

●実力テスト最終日
・父に妊娠を誰かが密告 中絶させられる
・北条クビ

●1週間入院(肺炎)

●退院p241
・ブルガリアでの写真 高岡かディアナか両方
・父に密告 二谷か古賀か両方
・妊娠に気付いたのは 小南かディアナか両方
・エコー写真を手に入れたのは 古賀か手帳を拾った小南
・小百合から北条の連絡先をもらう
・5人への復讐を誓うp243

●イースター&ペンテコステ祭 6月中旬
・いつみ 聖書の朗読を拒否する。十字架を畏れる。走り去るp172
・(我が子を殺してしまったんだから、聖書は2度と読まない、聖堂にも十字架にも二度と近づきたくないp242)
・体育館からディアナがいつみを抱えて現れるp172
・バザーの売り上げ寄付 孤児院へp195
●数週間後p173
5人をテラスに呼び出し、その目の前で飛び降りて見せる。遺書の代わりのすすらんの花を携えて。p244

・父の病院へ 抜け出し北条慎二のもとへ。
●いつみの死の演技から1週間後
「第61回 聖母女子高等学院文学サークル 定例闇鍋朗読会」
・小百合に殺される
闇鍋の具材に?


闇鍋

闇鍋ルール

p11,p144
・一切の電気を消し、暗闇で行うべし
・具材は各自持参。食べられないものもOK(具材は食べ物でなくてもよし、ただし清潔なものに限る)
・ネタバレ厳禁(それぞれ持ち寄った具材の内容を決して明かすべからず)
・材料をお鍋に入れられるのは、「鍋奉行」である小百合だけ。(進行役、いわゆる「鍋奉行」は会長が担当するべし)
・自分の皿に取った具材がなくなるまで、取ってはいけない。
・鍋のなかのものも、全員で責任をもって、空になるまで全て食べなければならない。
・デザートは会長が作る。(デザートは会長が手作りし、口直しとして美味しいものを提供すべし)
・昨年 クリームブリュレ、はちみつのフラン、いちごのババロア
・誰が何を持ってきたか、買いが終わっても絶対に言わないこと。お互いに探らないこと。
・小説を朗読する者は別に設けられた朗読コーナーで朗読すべし
・暗闇の中で朗読を聞きながら鍋を食するべし

今までの具材

・いちご大福
・時計(シャネル・限定品)、高温で修理→いつみ
・メロン味のかき氷シロップ
・ツバメの巣(美肌に効果的でミネラルたっぷり、口当たりも良く大好評)
・鍋のしめ うどん、雑炊

今回の闇鍋の中に入っていたものは

・小南が取り上げたシャネルの腕時計(昨年古賀が入れ、いつみがしていたもの
・おじやp251
いつみの血と肉 p258 「キリストは、その聖体と聖血を弟子や信者に分け与えることによって、永遠に生き続けることになりました。同じように、いつみと一心同体となって、彼女の麗しさを忘れることなく、これからの人生を送る–それこそが、いつみを裏切ったあなたたちの務めだとわたしは思います。既にあなたたちには、美しく、高貴で、高慢で、高潔ないつみの魂が宿っているのですから。」

5人の脇役たち

いつみに秘密を握られた5人 「いつみの思うままに動き、語り、世界観を創りあげてくれるバイプレイヤー。罪びとたちはわたしを畏れ、敬い、わたしの一挙一動を息を潜めて見守り、絶妙のタイミングで入場し、退場するp232」

闇鍋会で朗読する小説には嘘も含まれます。嘘と思われるものを打ち消し線で表してます。(違ってるかもしれません)

サークルに参加した順番です。


高岡志夜 2年C組

・爽やかなポニーテールの、凛とした美少女p35
・中等部3年、15歳でデビュー。「君影草」 女子高生ライトノベル作家p179
・プロ作家としてのこだわり。p180
弱み:フランスで何年も前に発表された小説と内容がそっくり同じ。p222
★入部させた動機 自分のためだけに存在するしもべ。脇役はわたしの物語を豊かに彩ってくれる。p225
●入部 高等部にあがった時声をかけられた。
・サークル 1年たっていたp181
・いつみ 小説、素晴らしかったp182
・ブルガリアへホームスティ いつみと二人きりになれるかも
・いつみにいじわる(ピアスを隠す)p112(ディアナ)
・いつみ 「嬉しいわ。去年はひとりで退屈だったのよ」p184
●ブルガリア
・不愛想 いつみに凍りつくような鋭い視線p109(ディアナ)
・観光地 退屈そうp110(ディアナ)
・立派な一眼レフ 使おうとしない 携帯、カメラをいじっているだけ(ディアナ)
・ディアナとエマとは親友になれた。p184
・ステイ先、ヴェシー宅ではリビングで寝ろ、エマの手配ミス。ホテルでいいよって言ってあげた。p184
・わがまま ホームスティ先、ヴェシーさん宅(手料理が美味しくない)、他部屋が汚い。カザンラクにあるホテルへ。エマから国際交流が目的なのでホームスティするよう説明。エマのサーヴィスは不十分だと聖母女子学院に報告すると脅す。p111 エマがいつみにも北条先生にも内緒でホテルを手配。p112(ディアナ)
・ミサンガ、いつみと仲良くなりたいと願い、右足につけた。こっそり素早く。次の日に切れた。p185
・いつみがミサンガをプレゼント、ポケットに突っ込み翌日ゴミ箱からずたずた引き裂かれた状態で発見p113。
いつみ、北条先生と美術館へ。高岡具合が悪く不参加。p115
・楽しかった思い出。湖畔でのピクニック。いつみと二人きり。その後、美術館の予定だったがメンドくさくなって、具合が悪いと別行動で写真を撮りにいろいろ出かけた。いつみは北条先生と美術館へp188。
・小学1年から6年生までフランスに住んでいた。p188
・いつみ「君影草」を翻訳を提案。ブルガリア語、英語、フランス語に。高岡志夜は反対。p124(ディアナ)
★5人の逆襲(父への密告)
●イースター祭
・イースターバニーの係
・いつみ 辛そうな志夜を見つけて体育館裏に連れていき、休ませる。バニーの頭を外そうとするができない。誰かが近づいてきて逃げる志夜。p192
・イースターバニーがいつみを体育館の裏へ連れていかれるのを目撃。p126(ディアナ)
・怒号。バニーがいつみの首を絞める。ディアナが悲鳴をあげると慌てて逃げ去る。(ディアナ)
・バニーの爪、パステルグリーン。(ディアナ)
・高岡志夜の爪パステルグリーン。p128(ディアナ)
●聖体拝領
・新聖堂 洗礼を受けた生徒p192
・聖書朗読はいつもはいつみ このときは小百合。p193
・売り上げを寄付の提案 園子が過疎地の病院 二谷が老人ホーム いつみが孤児院p195
・いつみ 可愛らしい赤ん坊の写真を見ながら、はらはら涙を流した。p195
●あるお茶会
★小南あかねの左腕にすずらんの花みたいな形のあざp197
・小南 サロンの閉鎖に反対p198
・サロン 孤児院に寄付して移築
●その頃から
・いつみ お茶会の後気分が悪い
・いつみ しんどそうだけど食欲はあるp200
・「ヴィーナスの腕」ドライフルーツを使ったロールケーキ
・突然キッチンの扉を開けると 小南 さっと後ろに何かを隠した。p201
・いつみ お菓子を数口食べてから「気分が悪い」というp203
・薬物更生施設にいったことがあるp203
・小南がいつみの背中を押したのを目撃p206
★犯人:小南あかね→左腕のすずらんのあざ

高岡志夜の嘘など

メンバーの中で一番嘘が多い志夜。

ブルガリアでの出来事はほとんど嘘だろう。
「高岡は知らなかったに違いない。脇役に徹するということが、どれほど屈辱的で鬱屈させられるものかを。どれほど自分の魂をすり減らすものであるかを。」p224
いつみによって抑えつけられていた志夜。いつみのことが好きなわけがなく、反逆を考えないわけがない。一眼レフのレンズの対象は、いつみの弱み。北条といつみで美術館へ行かせたのも、エマとディアナが同行できないと知り二人にさせた。
マイナーな国に前年2人で行き、再び2人で行こうとすれば、だれでも疑うだろう。

イースター際でディアナが目撃した志夜の行動は、本当だと思う。この時いつみは殺されそうになっていたけど、すぐ復讐しなかったのは、後で復讐計画があったからかな。

小南あかね 2年B組

・くるくるとカールした髪を腰までたらした、童顔で愛くるしい少女p35
・ガラス玉のように透きとおった大きな眼。ふわふわの愛らしい巻き毛。いつも上気したように紅くほてったほっぺ。お菓子作りが趣味p225
・いつみのことが嫌いp63
●入部のきっかけ
靴箱でいつみに声を掛けられる。バザーの前
・「斜陽」の感想文を褒められる。p69
・北条先生によって校内新聞に紹介されるp70
・最新設備のキッチンp71
・料亭「こみなみ」が火事 入会を希望p75
★弱み:「こみなみ」に火をつける場面を目撃されたp228
★入部させた動機 可憐な美少女を思い通りにできたら、さぞかし気分がいいだろうp225
●いつみからの告白 入会して1年と少しp79
・いつみが小谷美礼が校長 丸め込み強引に弟の家庭教師になったと小南に告白p80
・いつみの家から物がなくなる、ハンカチ、化粧ポーチ、リモージュの置時計、グラス、財布からお金も盗まれたp82
●いつみやつれていくp85
●あるお茶会(高岡志夜)
★小南あかねの左腕にすずらんの花みたいな形のあざp197(高岡志夜)
・文学サロンの閉鎖に反対p198(高岡志夜)
・孤児院に寄付して移築に反対(高岡志夜)
●ババロア作りに没頭p86
・いつみのクロコダイルのカバーの手帳がソファの上に忘れてあった(エコー写真入p243)
★5人の逆襲(父への密告)
・昨日、スズラン模様が入ったバレッタを小谷美礼に盗まれたp87
・明日、テラスで小谷美礼と会う約束→死亡
★犯人:小谷美礼→すずらん模様のバレッタ

小南あかねの嘘など

小南自身の小説での嘘は自分が放火したことと、最後の犯人は小谷くらいじゃないかなと思う。

小谷が白石家に出入りしていることは、いつみから聞かなければ知ることができないと思うので、いつみが話したのだろう。いつみがメンバーへ復讐を計画する前から、小谷が白石家の物を盗んでいたと告白している。いつみが犯人を小谷に誘導するためにこの嘘を話したとしたら、復讐計画の後のはず、この時期がもしかしたら嘘かも。

文学サロンを廃止し、孤児院に移築するのを阻止したかったあかね。
いつみの手帳を発見してそのまま返すとは思えない。小南あかねもいつみの弱みを掴んで同じ立場になりたかったはず。
手帳に入っていたエコー写真の写メでも撮ったかもしれない。


古賀園子 3年B組

・シャープな眼鏡の奥に切れ長の瞳を光らせた、理知的なアイアン・レディp35
・ショートボブのさらさらした髪p36
・香水 フランス ゲランのミュゲp37(小谷美礼)
・理数コースp50 白石いつみとクラスメイト いつみと医師になるという共通の夢p138
・いつみよきライバルp138
・父 2年前に亡くなる すばらしい医師p138
・2年で理系コースでいつみと一緒になるp139
●入部 2年生の春 誘われるままp140
・闇鍋にいちご大福、マカダミアナッツ、シャネルの時計を入れるp144
●イースター&ペンテコステ祭 6月中旬開催p149
・昨年は実行委員p145 報告係として数回白石家へp149
★弱み:1年の時、父の書斎にあるパソコンをクラッキングして学校のホストコンピューターへ入り込み、自分の成績や評定値を書き換えていた。
・今年は委員長p145 週に数回、白石家へp149 3時間も議論
白石氏への恩返しp146
前年に貴重な機会を与えてくれたことへの恩返しp149
・p151 白石氏のパソコンを操作できる 去年パソコンの不具合を対処。
・白石氏から香水 ゲランの限定品をもらうp153
・土曜日、郊外の病院でいつみをみかけるp154
・いつみが春から変わってきた気がする(ディアナが来てから)p156
・高岡 一眼レフで撮った写真を見せびらかすp160
・真っ黒く塗りつぶされた写真 ラミアーの宴p160
・いつみ 遅刻 青白い顔p164
・いつみ エバゴラド村からの招待留学を最後にするよう父に進言 他の小さな国から留学生を・受け入れることを提案p165
●新緑がますます生命力を帯びていく頃p166
・いつみ 爪、髪がのびるのが早い。
(妊娠のせいp237)
●ある放課後
・いつみ 第2校舎 鏡 いつみの姿が消えるp169
・(北条先生に会うため、地下駐車場への抜け道p232)
●しばらくして 5人の逆襲(父への密告)
・いつみ 肺炎で入院p170
・(中絶で入院)
●退院
●イースター祭当日
・いつみ 聖書の朗読を拒否する。十字架を畏れる。走り去るp172
・(我が子を殺してしまったんだから、2度と読まない、聖堂にも十字架にも二度と近づきたくないp242)
・体育館からディアナがいつみを抱えて現れるp172
●数週間後
★犯人:ディアナ 魔力でいつみを操り自死させた。p173
・充足感に満ちた微笑みを浮かべたディアナp173

古賀園子の嘘など

ディアナが呪いや魔力を使ったというのを園子が本当に信じていれば、嘘は委員長をやった理由と、入部のきっかけくらいしかない。
嘘がない少ない園子。映画版では登場しないのはそのせいかな。映画では誰が彼女の役割を兼任するのでしょう。

園子にはクラッキングの才能がある。いつみの秘密のエコー写真も北条との写真(自撮りがあれば)もいつみのパソコンから手に入れることができそう。

5人の前で、いつみがテラスから飛び降りたのも、魔力と信じていればディアナが犯人と思ってもしょうがない。
すずらん=ディアナも他のメンバーに比べて繋がりが弱い印象。

ディアナ・デチェヴァ ブルガリアからの留学生(1年間)p132

・堀の深い顔立ちをした、神秘的な東欧の妖精p35
透明感のある白い肌、漆黒の黒い髪、大きな黒い瞳は、母国に波うつ黒海のように深く潤んでいる。意志の強そうな鼻梁と、整った唇。p156
・新聖堂に飾られた絵画の悪魔の僕(しもべ)に驚くほどにている。p157
・北条先生といつみ1年生、ブルガリアにホームスティ春休み
・いつみ帰ってからEメールでやりとりp107
・北条先生といつみ2年生、高岡1年生。ホームスティ春休みp108
・いつみから30cmくらいのいつみに似た淡いブルーのドレスを着た人形をプレゼントされるp116
・留学 双子の姉エマに勧めるp118
・エマ アルディミールのカレートで事故。ディアナが留学することにp119
★弱み:自分が留学したいがために姉エマを要塞から突き落とした
いつみに誘われ入部p121
・入部してから 課題図書→読む→書くp122
・いつみ「君影草」を翻訳を提案。ブルガリア語、英語、フランス語に。高岡志夜は反対。p124
・こっそりブルガリア語に翻訳するp125
・母国から送ってもらったすずらんを植える。5月に咲き、夏も越すかもp159(古賀園子)
・いつも布にくるんだものを大事そうに持っているp162(古賀園子)
・布から人形を取り出し胸にナイフを突き立てる 呪文p163(古賀園子)
・いつみが活動できないよう呪いで弱らせるp166(古賀園子)
●イースター&ペンテコステ祭
・1ヶ月前から卵のオブジェ作りp125
・イースターバニーがいつみを体育館の裏へ連れていかれるのを目撃。p126
・怒号。バニーがいつみの首を絞める。ディアナが悲鳴をあげると慌てて逃げ去る。
・バニーの爪、パステルグリーン。
・高岡志夜の爪パステルグリーン。p128
・いつみ喉元スカーフ。
●数週間後
・いつみ死亡
犯人:君影草すずらんの別名→高岡志夜

ディアナ・デチェヴァの嘘など

園子が一番嘘が少ないかと思ったけど、ディアナも少なかった。確実な嘘は双子の姉の事故と、入部のきっかけ、犯人が高岡志夜くらい。

志夜の弱みをより確実なものとするために利用されたディアナ。いつみはフランス語を読めなかったのだろう。新聞の記事を志夜に見せはしたが、フランスのメル友とは英語でやりとりしており、記事の内容はわからなかったのではないだろうか。フランス語がわかるなら自分で翻訳すればいいし。英語もそこまで得意じゃないので「君影草」を英語にすることもできなかった。

志夜の反抗心に気が付かないいつみではないだろう。志夜を徹底的に服従させるためには、フランス語の記事だけでは弱いと感じたいつみは、ディアナを利用することにする。弱みを握りサークルに入会させ、日本語の本を読めるようにし小説を書けるまでに仕上げる。こうしていつみは「君影草」のブルガリア語版を手に入れようとした。
フランス語版よりは、脅迫材料としては弱いかもしれないが、同じヨーロッパ。志夜の弱みになるのは間違いないだろう。


小谷美礼 1年A組 奨学生

・テラスで本を読んでいるところをいつみに声をかけられ入部
・スーパーのレジ打ちバイト
・いつみからの提案で小学4年生の弟(和樹)の家庭教師p39
小南の小説:校長を丸め込み強引に弟の家庭教師になった(小南あかね)
・いつみの母親からいろいろもらう 「お部屋に飾って」リモージュの置時計、「お母様とお使いになって」レース編みのコースター、「同じの買っちゃったから」切子のグラスp42
家から物がなくなる、ハンカチ、化粧ポーチ、リモージュの置時計、グラス、財布からお金も盗まれた(小南あかね)
中学時代からボランティアp45 ネットで一人暮らしのお年寄りや、地方出身者で知り合いのいない人たちなどの話し相手
弱み:インターネットを利用した 不特定多数の男性との、援助交際p231
5人の逆襲(父への密告)
●実力テストの最終日p47
・書斎から父の怒号「恥知らずめ!」いつみをぶつ音。
・いつみを引きずり室生の車にのせどこかへ走り去った。p47
●いつみ肺炎退院後(中絶後)
・いつみ談:古賀が父を誘惑。父の書斎に古賀園子の香水の香りがついたハンカチが落ちていたp50
いつみ書斎に隠しカメラをセットp55
・いつみから黒いバレッタをもらうp56
犯人:すずらんの香り→古賀園子p57

小谷美礼の嘘など

文学サークルのメンバー。高岡志夜と小南あかねを誘った理由はいつみの小説で明かされる。古賀については同じ理系コースのライバルだからか。ディアナは志夜を抑えつけるため「君影草」の海外版(ブルガリア版)を手に入れるため。
小谷は?他のメンバーに比べて思いつかない。4人から逆襲を受けて、古賀を犯人にする人物をつくるためなら分かりやすいけど、逆襲を受ける前から弟の家庭教師になっているので違う。
家庭教師をはじめた時期が嘘だとバイトの時期が短すぎるので嘘ではなさそう。入部させた可能性としては、白石家に入り込む古賀を監視するため、家庭教師として白石家に連れてきたのかもしれない。
その後それを利用して、いつみは古賀が父を誘惑しているといい犯人に仕立て上げるよう誘導した。

すずらんのバレッタをもらったのは本当だろう。いつみが小南に小谷を犯人するようにしたものだから。

澄川小百合 3年 現会長(元副会長)

・初等部時代からの親友。華やかないつみとは、また別の美しさを持っている。つややかな長い黒髪に柔らかそうな白い肌。リップクリームすらつけず、装飾は十字架のネックレスだけ。それなのに、しっとりとした朝霧のような美しさだ。p33
・綿密さ、計画性p77
・陰でしっかりとサークルを支える、侘寂の世界観を持った人。しなやかな感性を持ち、控えめでありつつも、自分の芯というものをしっかりと持っている。p78
・「ヴィーナスの腕」のレシピを志夜が探していたのを知っている。p207
・小百合は全ての事情を知っている(いつみの秘密をしっている)p216
・小百合 的確なアドバイスp217
・小百合 アリバイ作り 会合=密会 毎週水曜日 職員会議のない日
・初等部 いつみに助けられ、強く強く結びついた。いつみの対極のパートナー。p255
・狂言死、駆け落ち、定例会での復讐劇の計画p256
・いつみを殺害 アールグレイのティーポットにすずらんを入れるp258

閉会のごあいさつの失敗

いつみの驚きの告白小説のあと、さらに驚愕の告白がされる。
いつみを毒殺し、その血と肉を闇鍋にいれたことを。
常にいつみのサポート役だった小百合だが、いつみを殺し自分が主役になろうとする。そこで普段の落ち着きを失ったのだろう。思わず、いつみを殺したことまで話してしまった。
いつみの小説を読み上げて、毒は入っておらず、いつみはいなくなったことにし、5人の弱みを握るだけであれば、主人公になれたかもしれないのに。
殺人の告白はメンバーの中でも一番の罪。最大の弱みを小百合はメンバーに握られてしまった。

このあと、すぐに小百合は主役から引きずり降ろされることになり、いつみの血と肉を食べたメンバーに魂をすり減らされることにだろう。


暗黒女子のつづき

この記事を書いていて、白石氏に密告したのは誰だろうか、と気になってきました。
久しぶりに、つづきを考えてみました。

暗黒女子の つづき 暗黒女子のつづき① ある文学サークルメンバーの朝

 

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